ニュース / 事務所ニュース

趙琳弁護士は長江デルタ企業知的財産フォーラム及び2018年東方知的財産クラブ年会で講演

2018-10-11

2018年9月21日、弊所の李国栄副総経理と趙琳弁護士は東方知的財産クラブ(OIPC)に出席し、「知的財産:新たな傾向と新たな挑戦」をテーマとする長江デルタ企業知的財産フォーラム及び2018東方知的財産クラブ年会に出席し、「IPがもたらす新経済、知的財産の新たな問題、知的財産の新たな挑戦、知的財産の新たな傾向、知的財産事例経験の発掘」等のテーマで交流を行いました。

趙琳弁護士は『高額損害賠償を求める権利侵害訴訟の傾向分析』をテーマに講演を行い、知的財産権利侵害紛争賠償額計算に係る可能性のある要素に対して分析を行い、また企業や担当者が関心のある実務問題に対して解答し、高い評価をいただきました。

趙琳弁護士は主に高額損害賠償を求める権利侵害訴訟の傾向について解説し、法律規定、司法政策、地方性法規と実際の判例を交え、ライセンス料の合理倍数の損失計算方式、懲罰的損害賠償、高額賠償獲得の証拠保全と証拠調査などの問題を重点に講演しました。

第一部「法律法規、司法政策と典型的な地方性法規」では、高額賠償の法条と司法政策の基準について解説し、また北京知的財産法院の過去3年間の平均賠償額の増加情況を例に、実務における賠償額増加傾向を分析しました。第二部「賠償証拠収集と固定」では、実務を交え損害賠償額の計算に係る諸要素に対して解説を行い、案件の各階段の賠償証拠の収集、調査、固定を行う角度と方式を取り上げ、知的財産権利者の法に基づく合法的権益を保障のためのさまざまなソリューションを提案しました。第三部「判例の共有点」では、賠償額計算方式と立証方式において独自の特徴がある判例を交え、高額賠償判決のために考慮する要素と高額賠償判決を獲得した立証手段に対してさらなる解説を行いました。

最後に、趙琳弁護士はさらに高額賠償傾向の知的財産問題に対して可能性のある影響を提起しました。その後、質疑応答では会議出席者からの司法実務における均等論の適用等に関する実務の困惑と難題に解答し、熱い議論を交わすことができました。

本フォーラムは、上海市浦東新区知識産権局の指導、東方知的財産クラブの主催、上海大学知的財産学院の協力で、業界専門家20名以上、長江デルタ地区企業から200名以上、その他司法機関、高等教育機関、サービス機関等、各業界の知的財産従事者が参加しました。趙琳弁護士は参加者と良好な関係を築き、Beijing East IPは引き続きクライアントのために効率的、プロフェッショナル、総合的な知的財産サービスを提供していきます。

所員の紹介